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多摩美大「すてるデザイン」展:驚きとユニークな発想の数々。

「すてるデザイン」展(2024年6月)

丸の内仲通りを移動中、GOOD DESIGN Marunouchi(新国際ビル1F)で行われていたデザイン展にふらっと。
多摩美大と伊藤忠や小田急、ブックオフなどの企業のコラボプロジェクト『すてるデザイン』という企画展です(2024年5月24日~同年6月2日)。

多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻と統合デザイン学科の学生による作品展で、ふだんは廃棄物として処理されてしまう物や素材をヒントに再利用。
単なるリユースではなく、デザイン面も兼ね備えているのがミソ。というかデザインからの逆転の発想と思しき作品が多数展示されていました。

「そんなところに目を付けるか!」のプロダクト

廃棄されるものを再利用する「リユース」は、表面上の分かりやすさがありますが、それに留まらないアッと驚く趣向が。
なかでも面白かったのがパソコンに内蔵されている冷却ファンを用いたカードホルダー、空き瓶を利用した照明、たこ焼き器を利用した一輪差しなど。
フツーそうはならないだろうと思わずニヤッとさせられる発想の数々、寿命を終えた品々もビックリしていることでしょう。

展示品を見入っていると、参加している学生さんが話しかけてきて、作品のポイントを説明してくれました。
韓国から留学中というその学生さんによると、数々の作品は3Dプリンターを用いて制作されているとか。
在学1年目でその使い方を叩き込まれるらしい。一度で会得できるはずもなく、何度も試行錯誤してアウトプットに至るのだとか。すげえなぁ。
「Chat-GPT4のプロンプトを開発する感じ?」と喉まで質問が出かかったけど、そんなオヤジギャグは呆れられて終わりだろうから止しておきました。

趣味と実益を兼ねた商業デザインはワクワクしますね。
なにより生活に密着していて、アートのようなお高く留まった感じもない。
量産が難しいものもあるだろうけど、ぜひ実用化に向けて動いてほしい。

丸の内で思わぬ拾い物でした。今後も楽しみにしています。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性