どうしても買いたい週刊誌(2024年7月29日号の「AERA」)があって、コンビニの雑誌コーナーで買おうと思いきや。
ない、ない、ない。セブンイレブンからヤマザキデイリーストアまで、立ち寄ったコンビニにことごとく置いていない。
コンビニの本コーナーは縮小どころか風前の灯火となっています。
本や雑誌を買う場合、最近はもっぱら書店を利用していたから、今さらながら気づかされる始末。
平日は書店に行けないので(夜遅くまでやってない)、手近なコンビニで買おうとしたらこれだもの。
週刊誌を置いているコンビニでも文春や新潮くらいで、常時置いてあるのはほぼ漫画だけ。
入口付近の窓際に雑誌コーナーが占められていたのは昔の話で、今や極めて目立たない雑貨コーナーの一角にちんまり程度。
かつて雑誌に携わっていた身としては、寂しいかぎりですわ。
電子メディア化が主軸だが、それでも紙媒体は残る
AERAを久しぶりに手に取った感想は「ぴらぴらの薄さやん」。ページ数が明らかに減っているのが軽い衝撃。
学生時代、AERAだの朝日ジャーナルだのを小脇に抱えて歩いたのがファッションでもあったのに……なぁんて言っても信じてもらえんのだろうな。
新聞も週刊誌も電子媒体での有料化・マネタイズに力を入れており、メディアのペイウォール(コンテンツ課金)が普及しているところを見ると、ユーザの理解も進んでいるようです。
ただし、どんなに電子化が進んでも、少量でも紙は残るでしょうね。
「一覧性」と「活字を追って、身体に、脳に沁み込ませる感覚」は、紙面(誌面)上でしか為しえないものです。
古いといわれようが、書籍を読むデバイスが「紙一択」であることは、一生貫くことでしょう。
それが自分にとっていちばん自然だから。
アナログレコードはCDに姿を変え、ついに配信が市民権を得ました。
アルバムやシングルなどがリリース全盛だった昭和から平成にかけては、個々人が楽曲を手持ちしていた極めて貴重な時代として、後世に語り継がれる可能性が高いのだとか。
本はそうなってほしくない。ゆえに書店に足を運んで、本を買い続けていきますよ。手触りのある本を、ね。