飲んでばかりの身としては、同じくらい寝てばかりと行きたいところですが。最近は無理もきかなくなり、睡眠時間を確保することに重きをおいてます。翌日のパフォーマンスに影響しますからね。自己管理は基本中の基本だってぇの(キリッ!)。
これは過去の経験談をもとにして言いますが。睡眠が確保できず疲れがピークに達し、不覚にも睡魔に襲われたとします。堪えきれないときは「デスクでとりあえず目を閉じて」みてください。
案外効果的なのです。意識をなくしちゃってもいい。5分や10分で頭がスッキリします。ただし「仮眠しよ」と突っ伏したり、反対に顔を上に向けたりはダメです。本格的に寝るモードになりかねないし、周りの心象もどうもね。
それでも気分が優れない、酸素が足りないと思うなら奥の手を。
トイレに行って仮眠をとる。
これです。ぼくはしたことないですが、苛烈な環境で働いている友人の女性が奥の手でこうしていると聞いて、なるほどと。デスクでの休憩をとがめられ、かといって外出もままならない。そんな職場にお勤めの方は、これしかない。もちろん、やむを得ない場合に限りますよ。睡眠時間を確保できずどうにも捗らないときにのみの「非常手段」です。推奨はしません、念のため。
トイレにとはこれいかに、ですよね。職場に仮眠室があっても利用しづらい、外の喫茶店に行くには時間が惜しいし落ち着かないという人、いませんか。
監視の目も厳しい環境にいるオフィスワーカーで、睡眠時間確保が難しい。そんな場所を余儀なくされているなら、トイレでも非常階段でも、人の少ないところに逃げるしかない。睡魔に抗って無理して良い効果が見込めるとは思えません。スピードは落ちるし、思考は鈍るし、ミスの遠因にもなりかねない。
それどころか、命にかかわることです。
「携帯を握りしめて亡くなっていた」NHK首都圏部記者のニュース。マスコミの人の働きぶりが苛烈なのは今に始まったことではありませんが、こういうニュースは胸が痛みます。
おそらく彼女はすごく真面目で、脇目もふらず一心不乱になって取材活動していたのでしょう。ぼくはそこまで行くほど仕事してないし、その域に行こうにも眠気には勝てません。
彼女には避難、というか最低限の睡眠・休息時間は確保してほしかったけど、もしかして疲れたという意識すらなかったのかもしれない。側から見たら尋常でない労働時間も、当人は「ちょっとしんどいな」と思うくらい。
むしろガッツがあって強い人だからこうなってしまったのでは?と勝手な想像をしてしまいました。目を閉じて無心になろう。心と身体が悲鳴を上げる、その前に。