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リアルショッピングにこだわる必要って?

クッシュボール

会社の部内のブレストをワールドカフェ方式でやろうと思い、その小道具に使う「クッシュボール」を探しに行きました。が、銀座の東急ハンズもLoftも置いていないんですよね。

文具売り場にも、リラックス用品のコーナーにも、パーティグッズのコーナーにも、どこにもない。あるはずだと探し回り、見つからず。観念してレジで聞いて「扱いはありません」という返事でした。

で、どうしたか。Loftの入口でiPhoneを取り出し、Amazonのアプリで検索。「クッシュボール」と検索すると、「おもちゃ」にカテゴライズされていました。なんだよ、おもちゃ扱いだったのかい。銀座2丁目のLoftから同8丁目の玩具店・博品館まで歩く気力は残っておらず、迷わず品物をポチ。翌日には自宅に配達され、翌々日に受け取りました。

えぇ、言われなくても分かってます。最初からこうすれば、リアル店舗で探した1時間をムダにすることはなかったんですが……。これはクセで、本でも、CDでも、リアルで入手したいという欲求があるんですね。

妙なところに天邪鬼でして。偏狭な考えであることは百も承知ですが。いろいろなところに影響を及ぼしている、既存の仕組みを破壊しまくっているAmazonに、一人くらい積極的に乗っからない人間がいてもいいかなと。ま、結局、観念して乗っかってるわけですが。

破壊するからイノベーターでもあるわけですよね。

いつも思います。リアル書店で目当ての本が見つからないとき、路面店で目当ての服が見つからないとき、今回のように巷の大型マーケットでも目当ての商品が見つからないとき。店員に尋ねて、「取り寄せになり、到着まで3日必要です」とか「ありません」とか言われたときの虚しさ。

そりゃあ、AmazonやZOZOTOWNに客を奪われるわけです。

倉庫スペースのデカさ(品数、物量)で勝り、スピードで勝る。この圧倒的に差は開くどころか、どんどんガリバーが駆逐していき、太刀打ちできない者は淘汰されるだけでしょう。

「見つける楽しみ」というのは、それこそ古本探しとか、皆で議論したり会話したりするときの、ああでもないこうでもないという「答え探し」に適用されるもの。みんな普段は忙しい。日常の買い物なんぞに時間を取られてるヒマなんぞない。都心に住みながらリアルショッピングにこだわる僕は、時代遅れもいいところです。

さっさとマインドチェンジしたほうが気楽だし、体もラクなのは自明。でも、世の変化に抗うことを易々と止めない自分もいる。なぜリアルにこだわるのか、自分でもよくわかりません。しいて言えば、人の顔が見えるところから買いたいってことかな。

そうそう、Amazonからダンボールで届いたクッシュボールは、すんげえシリコン臭かった。どうやら幼児の誤飲防止ということが理由らしい。こういうのがイヤなんだよな、手に取って品物を確かめられないリスクですよ。

まぁいいや。答えが出ていない問いに少しだけ思いを巡らせつつ、時代の波をノンキに傍観します。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性