「新作入荷」とのLINEが入り、帰りにいつものところに寄り道です。新作とはアードベッグが10年ぶりに出したという定番品「アン・オー(AN OA)」。口開け、トライしてみました。
アードベッグ アン・オー
- 香り…やや煙い。のり茶漬け、シロップ。石鹸、薬品。
- 味…甘くクリーミー。フェンネル。後半に綿菓子。薄めのハーブティー。
- 総評…風邪シロップのような、甘さが立ったケミカルな印象。飲みやすいながらも複雑。
- 次に飲むのは?…ブナハーブン12y。
@カドヤ黒門町スタンド
ピーティながら飲みやすいアードベッグの中でも、さらにソフト。とはいえアロマとフレーバーは複雑。保健室というか、化学薬品の匂いが充満する理科室のようなイメージでした。
「アン・オー」という名称は、アイラ島にあるアードベッグ蒸溜所の立つオー岬に由来するとか。
アードベッグ蒸溜所の責任者で樽賢人のビル・ラムズデン博士が手がけただけに、相変わらず熟成に凝ってますね。濃甘シェリーのペドロヒメネス樽、チャーした新樽、ファーストフィルのバーボン樽の3種類をヴァッティングさせたといいます。
リリースされたばかりの今は、取り扱いの仕方が限定っぽいという、酒屋さんのコメントも伝え聞きました。バーや酒販店といった、プロが買える本数を制限してるのかもしれませんね。
ほのかにスモーキー&さらっとしたテクスチャーで、人気を呼ぶのは間違いないでしょう。レギュラーとして市場に出回るのが楽しみです。