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シングルモルト駒ヶ岳2020、遠慮がちなシェリー樽。

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2020

本坊酒造マルス信州蒸留所のシングルモルト「駒ヶ岳」、今年の限定版をいただきました。

こんにちは、hirokiです。
今日は「駒ヶ岳2020」のテイスティングメモを少し。

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2020 50%

  • 香り…強く鼻をつく。プルーン、トライフルロール、ぶどうジュース、万惣フルーツパーラーのパンケーキ。
  • 味…甘い。ナッツ前面、ハチミツ、シロップ、山崎製パンのミニスナックゴールド。
  • 総評…ひたすら甘い。フルーツパーラーでパフェやパンケーキをモグモグしているような錯覚が。

87点

@カドヤ黒門町スタンド

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2020をテイスティング

「甘い」と書きましたが、甘ったるくはないんですよね。
シングルモルト駒ヶ岳は「日本メーカーのシングルモルトの答えを、新たな基準を示しているような気がします。
スタンダードといい限定盤といい、味も香りもブレブレにならず、今や「駒ヶ岳味」と言いたくなるほど個人的には定着しました。

この2020年版は、シェリー樽とアメリカンホワイトオーク樽(新樽かバーボン樽かは不明)で熟成の原酒だそうです。
ストレートで飲んだところでも、あまりシェリー樽っぽさは感じませんでした。
香りと味わいの端緒(入口)でドライフルーツやナッツといった、それっぽい感じがしただけで、スコッチモルトのシェリー樽とは様相が異なります。
シェリー樽熟成でもフィニッシュ(追熟)というと、特徴的なフレーバーになるのですが、この駒ヶ岳のシェリー樽感は遠慮がち(実際、比率も少ないとみた)。
でも、その隠し味的要素を計算ずくで狙ったのだとしてたら、すげぇなと思います。

2019年のリミテッドと比べると、いくぶんリッチかなぁと。
おぼろげな記憶としては2019年のほうが個人的には好みかなと思います。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性