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常に持ち駒を用意しておく。開拓はそのためでもある。

マティーニ

放送局では野球中継の編成を組む際、初めから2通り以上想定しています。Aプログラムが予定通り。それが雨天中止になった際のBプログラムです。

昨日このBプロの”ダブルヘッダー”に見舞われました。って野球ではなく、メシと酒の話ですが。ランチが品切れ、バーが満席。同じ日の昼夜で、足を運んだお目当ての店に入れないトホホな珍事に遭ったんです。瞬間的に萎えますが、こういうときはサッと切り替えて次の店に参ります。

「AがダメだったときのB」は仕事でよくやりますよね。「反応よくないから作戦変更」とか「最悪このパターンで」とか。

これと同じで、出かける際は自分の行動範囲でだいたい「ここかここ」を想定しておく。Aルートが渋滞していたらBルートに回避するとか、A美術館が入場行列してればB博物館に変更するとか。こんなシミュレーションを事前にしておくだけで難民化=無用な徘徊は避けられます。

放送局は、番組によってはBプロがダメだった際のCプロを用意していることもあります。代えの代えですね。要するに持ち駒は多ければ多いに越したことはないんです。

ところで。女が女子会だのランチだの何かにつけ新しい店やスポットに敏感で、実際に消費するのに対し、男は保守的って言いません?

古くは「Hanako族」から今の「インスタ映え」に至るまで、トレンドを引っ張るのはいつも女。

女並みに、とまで行かなくていいけど。せめてたまには男だって開拓、革新しないとって思うんですよね。大げさに言いましたけど、要するに

・いつもの定食屋とは違う店に行ってみる
・ネクタイを違う色柄にしてみる
・読まないジャンルの本を手にとってみる

これだけでずいぶん普段の景色が変わるはずです。自分では思わぬ発見が、周りからは思わぬ反応が得られるはずですから。

そしてこれらはBプロや手駒を増やすことにも繋がります。

冒頭のバーですが、すぐ近くの別の店に。ウイスキー飲むつもりが、マティーニなんて飲んでしまいました。あ、どうしてもそのバーで席を確保したければ、訪問前に電話なりメールなりすればいい。それだけの話。でもぼくは電話が苦手なんで、えいって扉を開けるのが性に合ってます。

知っている店がその界隈で何軒かあることで、心持ち余裕ができる。心持ち程度でもあるのとないのとでは、けっこう違うものなんです。

キルホーマン

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hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性