先週末、東上野の宋雲寺で開かれていた手創り市「テラデマルシェ」で、面白いクッキーを見つけました。つまみとしてのクッキーなんです。意外にウイスキーともマッチする。これは大アリですね。
そのクッキーは「おかしやのん」さん製。”お酒とおかしのマリアージュ”がコンセプトのようで、よくよく見ると確かに酒飲みが楽しめそうな、おつまみクッキーがたくさん並べられてます(テラデマルシェの写真撮り忘れました)。
ワインにはこれ、焼酎にはこれ、ビールにはこれ、というように商品が並んでます。が、んん? やっぱりウイスキー向けのクッキーはない。需要がないよなそりゃ。
とはいえ、とりあえず買って試すことに。自宅のシングルモルトと合わせてみたところ……。合ったんだなぁ、これが。控えめなのにしっかりと印象に残る、かみごたえあるクッキーでした。
試したのは写真の3種類。上から、ローズマリーとピンクペッパーのショートブレッド、ゴルゴンゾーラクッキー、ピスタチオと黒胡椒のクッキー。
見るからに女子受けしそうなオシャレ感、それでいて酒飲みのつまみの傾向・嗜好にも応えてくれてます。
ショートブレッドはもろハーブガーデンに入ったかのようは香りがあって、最後の最後でスパイスが効いてくる不思議。ゴルゴンゾーラは朴訥とした味わい。ピスタチオと黒胡椒のクッキーは南部せんべいを思い起こさせ、甘さとしょっぱさの両方が立ってました。
お菓子でウイスキーと相性がいいといえば、チョコレートが思い浮かびます。クッキーとなるとピンと来ない。紅茶やコーヒーのお供の印象が強いからでしょう。
でもクッキーは、ケーキやパイと違って味の主張がほんのり控えめ。自身もお酒好きという、おかしやのんさんがそこを逆手に取ってつまみを思いついたのかも。酒の邪魔にならないのに、かみごたえがあるから腹にたまる。
手作り菓子って作る人の好みや主張がありすぎて、組み合わせ次第で重くなることもあるけど、これならオッケーですね。ネットショップはないようですが、サイトを通じて個別注文は行っている模様。気に入ったのでリピします。