今ぼくが利用している、もしくは利用したいサービスで、特に最近「うまいなぁ」と感心しているもの3つを挙げてみます。利益云々は別にして、今後のライフスタイルの一端を担うモデルとなりそうなビジネスだと期待しています。
NewsPicks
一言でいえば「経済ニュースアプリ」。ですが、その中身はビジネスの新潮流の裏側から人物ドキュメント、内幕ものに至るまで独自記事も多数。中には全10回以上の連載まであります。「プロピッカー」というリコメンダー(知識人)をはじめユーザが付けるコメント機能もついつい読んでしまい、結果コンテンツを隅々まで追いきれないという具合。それくらい中身が濃いです。
ニューズピックスは有料コンテンツが読める「プレミアム会員」に加え、「NewsPicksアカデミア」という、プレミアムの上を行くサービスがあります。ニューズピックスが主催するイベントを月1回まで無料で参加できる権利のほか、幻冬舎とNewsPicksがタッグを組み書籍を発行。その新刊書籍が毎月会員ユーザに送られてきます。
ぼくは神田昌典さんの読書会目当てでこのサービスに申し込み、すぐ解約するつもりが、そのまま今に至っています。なんだかんだで送られてくる書籍は気になり、手に取ってしまうんですよね。
本が売れない時代に、このお届けテクニックは非常に上手いなぁと思います。アカデミア会員数をそのまま初版部数に反映できるのですから、出版社にとってこれほど見込みのいいアテはない。雑誌ではなく、単発の書籍を定期購読させて囲い込む。この仕組み化が新しく、上手いなぁと思うのです。
映画音楽オーケストラコンサート
懐かしの名作から最近のヒット作まで、映画音楽(スコア)を生のオーケストラで聴かせるコンサートです。スビルバーグ作品でおなじみジョン・ウィリアムズの名曲とか、昨年のアカデミー賞を賑わせた『ラ・ラ・ランド』とか、映画音楽好きにはたまらない企画が続々と生まれています。
「シネオケ」なる、映画を実際に上映しながらスクリーンの下で楽団が演奏するスケールのものもあるらしく。想像するだけでワクワクしませんか。ぴあによれば4月に『犬神家の一族』などついに角川映画まで登場。この調子でいろんな企画を楽しませてほしいですね。個人的にはハンス・ジマーに来日してほしいのと、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(以前やったらしく見逃した。アンコールを!)、黒澤映画に期待してます。
note
自らの作品を投稿して、誰もが有料で販売できるサイトです。「作品」とは文章に限らず、画像・イラスト・動画など形を選びません。中には「ごはんを一緒に食べましょう」というクリエイターさんもいて、このプラットフォームを見ているだけでも相当面白い。
仲間界隈で認知度・利用度ともに急速に広まっていて、その流れで知りました。何人かの友人がここで投稿を始めていて、そのコンテンツへの興味と応援を兼ねてぼくもポチッと作品を購入。プライシングは投稿者自ら設定でき、ユーザ側は気に入ったクリエイターがいれば応援(まとめて、あるいは継続的にいくらかの金額を払う)することができます。
自分のアウトプットが即お金になる。というと聞こえはいいですが、「ここからは有料ボタン」をポチッとさせることは、そう簡単ではないかもしれません。まさに本物かどうかが問われるわけで、自信のある方は腕だめしとして投稿してみてはいかがでしょう。