今年で創業100周年の「SAMBOA BAR」の祝賀パーティに行ってきました。会場は帝国ホテルの宴会場。大きな面積の会場にもかかわらず、サンボアを愛する人たちでいっぱい。ほとんどの方が顔見知り同士というなか、ひとり気楽に飲んできました。
サンボアの常連では全然ないのですが、おそらく名刺をお渡ししたか何かで(覚えてないから酔っていたのでしょう)、今回のパーティー開催の報せをいただきました。そんな僕ですが、「祇園サンボア」にはちょっとした思い出があるので、参加してみたかったんですよね。
発起人の一人である小林明美さん、堂島サンボアの鍵澤秀都さん(三代目店主)が挨拶。その後、来賓の代表としてサントリーホールディングスの鳥井信宏副社長が「皆さんには肝臓を酷使しながら、これからもサンボアに通っていただいて」と祝辞で笑わせて乾杯へ。
出席された皆さんは、明らかに人生の先輩と思しき方々ばかり。あちこちの談笑を見ていると、長年通って愛しているんだなぁという心象風景を垣間見る思いです。サンボアはもちろんBARなのですが、祇園サンボアの常連だった山口瞳さんが、かつてサンボアを指して「酒場らしい酒場」と語った通り、酒場という言い方もしっくりきます。
なんというか、BARであると同時に「紳士淑女の社交場」であるような。かつてのサロン的な雰囲気を味わえる、飲みにケーションなんて言葉がいらなかった時代の空気を今に伝える。サンボアはそんな希少な場所なのかもしれません。
大阪と京都、東京併せて現在14店。この祝賀パーティは大阪と京都でも開催されたんですよ。それだけお客さんがいるわけです。すごいですよね。せめて僕は、まだ伺ったことがない東京の3店舗(銀座、数寄屋橋、浅草)のどちらかに行ってみようと思います。あ、大阪にも、そして京都にもまた行きたいな。