オールドバランデュラン10年、煙さと軽さ。

オールドバランデュラン10年

スペイサイド地区のトミントール蒸留所といえば、ノンピートの穏やかなシングルモルトというイメージです。が、ピート麦芽を用いたシングルモルトもリリースしています。そのオールドバランデュランという、ヘビリーピートのモルトをためしてみました。

オールドバランデュラン10y 50%

  • 香り…主張あり。藻が打ち上げられた砂浜。ヨード、メレンゲのレモンケーキ、白だし。
  • 味…薄味だが、はっきりとしたコントラスト。かつお節、燻製ベーコン、鯖缶。余韻は薄甘く、短い。
  • 総評…出汁っぽさの中に柑橘を感じさせるモルト。10年よりも若い印象。他のピート系のモルトと飲み比べてみたい。

@カドヤ黒門町スタンド

オールドバランデュラン10年をテイスティング

銘柄名は蒸留所の後ろにあるバランデュラン(バラントルーアン)山の泉の名に由来。こちらは、もとがトミントールと思えない、ユニークで攻めてる感のあるモルトです。最近は「ベンロマック ピートスモーク」、「ベンリアック キュオリアシタス」など、スペイサイドからもピート香を押し出したモルトが出されています。このオールドバランデュランは、ラフロイグ10年を彷彿させる一本気な薫香だなぁと思いきや、フェノール値88ppmとか。オクトモア並みですね。

トミントール蒸留所をホワイト&マッカイ社からアンガス・ダンディ社が買収したのは2000年。それまでのブレンデッド主流路線からシングルモルトにも力を入れ始め、トミントールのラインナップはヴィンテージ含むと今や15種類以上。2012年にはピート麦芽のオールドバランデュランの、10年物のファーストリリースに漕ぎ着けています。こちらはノンエイジと10年、15年が定番品です。

あまりにも情報が少ないので、海外の評価サイトを覗いてみたところ、レビュアーは概ね好評価。ピートラバーには受けているようですが、一部はかなり辛めの点数(星数)を付けています。個人的にはアタックのインパクトに比べて、薄甘いフィニッシュが気になりましたが、単発で飲むならアリだと思います。アイラやアイランズの煙いモルトと飲み比べてみたいですね。

この記事を書いた人

hiroki

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編集者 / ライター / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて200軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログは原則毎日更新1,000記事超(2020年1月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性