今週後半、友人の呼びかけで「ブログ会」に参加します。参加者は僕も含め3人。昨年7月以来の再会を前に、皆の運営ブログを読んでいます。
いつも思うのだけど、人のブログって面白い。いや、正確に言えば「面白いブログはけっこうある」ものです。自分が面白いと感じるブログは、たぶんその人と友達になれるのでは? という感覚を抱かせるもの。またリアルの友人のブログともなれば、その趣味・嗜好&思考が手に取るように伝わってきます。
昨年の「ブログ会」後にも書きましたが、喜びも悲しみも「体験」あってこそ。体験が内面に蓄積していき、その人・その個性が出来上がっていく。
ウェブサイトでも出版物でも。書き手がそれを文章として吐き出す行為は、その体験の深度が大きいほど、読み手に伝わります。二人のブログを読むと、体験したことが目に浮かぶように伝わってくる記事が多く、非常に勉強になります。
ほかにも僕の友人には、この行為=アウトプットが上手い書き手が多いんです。ここでいう「上手い」とは文章力(テクニック)もさることながら、セルフイメージを大事にしながら、伝わる文章が書けるということ。
結局、文章や写真ってセンスなんですよね。想像からひねり出す、あるいは降りてくる小説家がすごいのは当たり前で、それは創作(フィクション)なのに、読み手を自分事のように本に没頭させることのできる才能の持ち主だから。
考察や解説、あるいは日記系のブログでもキラリと光るのは、読み手をいったん立ち止まらせて思考させるもの。あるいは読み手が、その絵=情景を目に浮かべられる、想像できるものです。
それはやはり書き手の「体験」がベースになってくる。書き手の体験の情動(エモーション)、熱量が大きいほど伝わると思います。毎日そういう体験ができればいいのですが。
友人たちのブログをきちんと読んでみて、しみじみそう思いました。せめて少しでも伝わるように書くことを意識して、更新を続けます。