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リニュアルした「TV Bros.」を手に取った。

テレビブロス リニューアル

テレビ誌から番組表を抜く大胆な決断をした「TV Bros.」(東京ニュース通信社)を読んでみました。

結論からいえば「やるなぁ」の一言。TV Bros.=ブロスといえば徹底したサブカル路線&突出したコラム執筆陣が知られていますが、その個性はそのままに、番組表がなくなった分カラーページを充実させたのは良い方策ではないかと思います。

EPG=電子番組表の普及や、全録DIGAの登場で、紙の番組表は「あれば便利だか、必要不可欠ではなくなった」現在、この誌面刷新は必然だったのかも。

あっと驚く削ぎ落とし。で、カラーグラビアはというと、映画『焼肉ドラゴン』やドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)の特集だったり、爆笑問題の結成30周年インタビューだったりするのが、いかにもブロスらしい。

30本以上もの連載も、岡村靖幸、細野晴臣&星野源、しりあがり寿、鈴木涼美など人選が多彩だし、(ライターが間に入るとしても)軽く1ページ1000文字以上書かせているあたりにも本気が表れてます。

これだけの人が関与する媒体に育てるには、一朝一夕に行かない。本業のエンタメ職人たちが、本業の余談や自分の興味の話をでき、読者と共有できる。そういう橋渡しになれるエンタメ系の媒体がもっとあっていい。

ブロスにはその先駆者として、新進のメディアにはないオモシロな企画性とボリュームで、まだまだ楽しませてほしい。番組表がなくても問題がないことも確かだし。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性