小島慶子さんの小説『幸せな結婚』刊行イベントに行ってきた。

小島慶子さんの小説『幸せな結婚』(新潮社)刊行記念イベントに行ってきました(2018年6月25日、lakagu-soko)。イベントは小島さんと元編集者でフリーライターの武田砂鉄さんのトーク形式。「これからの夫婦の形」と題されたイベントでしたが、トークは仕事論、男女論にまで及ぶ展開に。歯に衣着せぬやり取りで、90分の時間はあっという間でした。

小島慶子さんといえばTBSのアナウンサー(2010年に退職)でラジオパーソナリティという印象が強いのですが、TBS退社後はタレント、エッセイストとして執筆や講演、写真集、日本とオーストラリアとの往復生活など、精力的でマルチな活動を展開しています。小説はこの『幸せな結婚』で3冊目なのだとか。

小島さんと武田さんは、互いに光文社の女性誌『VERY』の連載を持っていることから今回のトークが実現したそう。武田さんも著書『紋切型社会』(朝日出版社)などで現代日本を覆う空気の正体に鋭く切り込んでいます。

二人のトークの内容を再録できませんが、小島さんの小説に出てくるような一部マスコミの人たちの軽薄さとダサさに鋭く切り込むもので、同業の端くれとして大いに共感しました。かなり本音のトークなのにイヤな感じがしないのは、小島さんも武田さんも元マスコミの組織人で現フリーランスであり、組織時代の酸いも甘いも知り尽くした大人だからなのだろうと思いました。人を見る目が温かいんですよね。

小島さんと武田さんの本、これから読むのが楽しみです。