「~で、いい」ではなく「~が、いい」。

照れ隠しもあるのかもしれない。「コーヒーでいいよ」とか「ついででいいよ」とか、よく「で、いい」というフレーズが使われます。

これって、不満や我慢が内側にあると、とれなくもないんですよね。

「コーヒーでいいよ(他に飲みたいものがないし)」
「ついで、でいいよ(駆けつけてほしいけど)」

つまり、ほんとうは第一希望があるんだけど、それを隠した状態。あるいは気遣いの婉曲的な表現ともいえます。日本人らしいっちゃ、らしい言い表し方だと思いません?

非常に便利でなじみ深い表現である一方、使い方には注意が必要です。たとえば部下に「~で、いい」と指示してしまうと、最初から妥協しているように受け取られるおそれがあります。まるでそれ以上は望まないような。余計な手出しをするな。おまえはその程度しかできないだろう。だから「~で、いい」と。

うがちすぎかもしれませんが、そんなふうに解釈されてもおかしくないんですよね。

だから最初から第一希望の「~が、いい」と伝えたうえで、必要に応じて「無理なら~でも、いい」というような、言葉を尽くしたコミュニケーションが必要だと思います。

とはいえ「最悪~でも、いい」と言葉を継いでしまうと、結局そのサイアク(サイテー)のパターンに着地することは往々にしてあることなのですが。

「~で、いいや」という妥協から「~が、いい」という主体的な姿勢へ。はっきりと意識して「が、いい」と自分の希望を外に向かって言い続けていくと、自分自身が変わる一歩にもなるでしょう。

この記事を書いた人

hiroki

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編集者 / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / 訪問したBAR国内外合わせて100店超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(現在は休止中) / ひとり歩き / 酔っぱらわない酒活実践者 / ブログは原則毎日更新600記事超(2018年10月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性