無理やり自分時間をこじ開けて、すし食いに行きました。でかくて旨いサバが売り、有楽町ガード下の「鮨大前」です。ここは酒を出さない。飲みたい客は「自分で持ち込む」のです。どうして? 小池徹平(を彷彿させる若大将のことね、爽やかないい男)曰く、「お酒のことはよくわからないから」。この潔さ、いいよね。でもそれは、ぼくのようなお酒大好き人間には危険な側面があると思い知りました。
たまーに予約が取れたとき、たいていは純米酒の四合瓶を持ち込むんだけど、ここでもついに洋酒で試してみたくなっちゃった。和食に合うシングルモルトもあるっていうじゃん。で、職場近くのカクヤスで、シングルモルト余市をゲット。大事に抱えて店に馳せ参じました。
ここは「おまかせ」のみ。iPhoneで撮った写真を見るかぎり、サバ刺から始まって、さよりの焼き物、ブリ刺、白子ぽん酢、生カキ、すしまで。順当にこなしているように見えますね。
ところが4品目の白子あたりから、記憶がない。覚えていない。
翌朝、持ち帰ってきたボトル(750mm)をふと見ると、半分なくなっている。並行して飲みすぎたんですよね、それもかなりのソクドで。最初の1杯だけストレートにして、あとはロックにしたんですけど、関係なかったみたい。
で、自宅から出勤する際に、パスケースがないことに気づきました。部屋中探しても見つからない。酔っぱらってタクシーから降りるときに出したものの、Suicaが使えない車だったので、そのままポッケにしまった…つもりが、落としてしまったんだろうな。定期券に免許証、ETCカードも入っているので、慌てました。
が、根拠はないけど、なんとなく、出てくる気がしたんですよ。出社後、近くの交番に遺失物届を出したら、見つかりましたよすぐに。自宅近くの警察署に届けられたそうで、直接引き取りに行ってコトなきを得ました。けど、まさかこんなに早く戻ってくるとはね。拾ってくれた方、御礼は希望されないということで、どなたか教えてはもらえなかったのが残念。この場を借りて感謝します。どうもありがとう。
以前も新宿で深酒して、丸ノ内線で帰宅する際、座席の上にiPhone5を忘れてしまったことが。そのときもすぐに見つかりました。池袋駅に届けられていたんです。が、同時に置き忘れた古本はついに見つからなかった。高価なもののほうが手元に戻る不思議。まぁ、現金ならともかく、スマホなんてもらっても仕方ないモノだから当然か。
さて。とにかく、お酒持ち込み可の店(鮨大前以外知らないけど)では、本当に自制心が大事です。フツーはいちいちお店の人にオーダーするから、自然にブレーキがかかる。けど、持ち込みで手酌してれば、そらペースが速くなるわな。みなさんもほどほどにしてくださいね。
え、余市とすしはマッチしたかって? 覚えてない、ってのは冗談ですが。やはり日本酒のほうが自然ですよ、邪魔にならない。ウイスキーは個性を主張しすぎる。おいしいものだけに集中するためにも、お供は控えめな飲み物がよろしいかと。