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上野鈴本の正月二之席昼の部。菊之丞さんの『いだてん』話と、一之輔さんの『粗忽の釘』。

鈴本演芸場 2019年正月二之席

寄席の正月は1月20日まで。ということで、10日を過ぎても華やかさ満点、上野鈴本演芸場正月二之席(1月13日昼の部)を観てきました。昼の部トリの春風亭一之輔さん、夜の部トリの柳家喬太郎さんだけでなく、最初から豪華な顔ぶれです。

13日は
春風一刀「一目上り」、ダーク広和「奇術」、鈴々舎馬風「男の井戸端会議」、柳亭市馬「芋俵」、米粒写経「漫才」、林家たけ平「宗論」、古今亭菊之丞「親子酒」
(休憩後)
ペペ桜井「ギター漫談」、三遊亭歌奴「掛取り」、ホンキートンク「漫才」、柳家小ゑん「鉄の男(序)」、入船亭扇遊「垂乳根」、林家二楽「紙切り=羽根つき、初天神、羽生結弦」、春風亭一之輔「粗忽の釘」

平成三十一年正月二之席の鈴本

連休の中日で穏やかな晴天、昼夜満員の鈴本でした。が、満員だからといって、どっかんどっかん沸いているかというとそうでもなく、この日の場内はわりとみんな静かに聴いている。

大入りの寄席だからでしょうか。噺家も安心確実なネタを披露しているようで、演題はおなじみのところといった感。なんだかマッタリしています。

菊之丞さんは指導でクレジットされているNHK大河ドラマ『いだてん』の宣伝を。「落語は難しい」と役者さんは一様に話すけど、菊之丞さん曰く「役者のほうが難しい。相手のセリフを待ってなきゃいけないんですから」と。噺家ならではの見解、なるほどナットク!

かつてNHK土曜ドラマ『64(ロクヨン)』(2015年)で県警本部長・辻内役として出演していたことにも触れ、主役ピエール瀧さんのシリアスな演技に「するってぇと、なにかい?」と江戸弁で答えてしまい、NGになったという裏話(作り話?)が可笑しい。

一之輔さんは粗忽シリーズ3本のうちの一作「粗忽の釘」を。聴くたんびに、細かい「くすぐり」がブラッシュアップされています。まくらでは「荒れる成人の日」の話題に触れ、「あのニュース映像だけでDVD作ればいいのに!」と、毎度言うこと振るっているのが一之輔さんです。

それにしても。黒紋付の噺家が次々に登場するのは、この正月くらい。やはり華やかでいいものですね。今年は何回寄席、落語会に行けるか、楽しみです。

鈴本演芸場 満員札止め

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hiroki「酒と共感の日々」

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