おはよう、こんにちは。いただきます、ごちそうさま。行ってきます、行ってらっしゃい。ただいま、おかえりなさい。挨拶のキホンだよね。というか、口から自動的に出てくる言葉であり、それを幾分の感情を込めると「あいさつ」となる気がします。
しかし、その言葉すら「不快」「キモイ」という人がいるといいます。飲食店で「ごちそうさま」という客に対してだそうな。読売新聞の名物「大手小町」に興味深いトピックが載っていました。ネタに使わせてもらっちゃお。
結論から言えば、そういう了見の人たちには、そっくりそのまま同じ言葉を返そう。「不快」「キモイ」と。
想像するに、こういう人たちは「コミュニケーションに難あり」か、または「カネを払ってるんだから、食わせてもらって、サービスされて当たり前」って感覚かな。だから「ごちそうさま」なんて言う必要ない考えなんでしょうね。
前者は人の気持ちを理解しようとしない人、後者は客だからどう振る舞おうと勝手という人と推察します。ぼくはこういう人たちが大の苦手です。
いいかい。いただきます、ごちそうさまは気持ちなんだよ。ごちそうさまと店の人に言うのは、どうもありがとうって心の言葉でもあるんです。ぼくはBARによく出入りするけど、会計のときは「チェック」の言葉代わりに「ごちそうさま」と毎回言う。
もちろん、言わずにサッと店を出るときはあります。ファストフードとかピークタイムとかで、店員がとにかく忙しいとき(それでも「ごちそうさま」と声をかければ、そこが空いたのだという目印にもなり、次の客を誘導しやすくなるかもしれないから、言ったほうがいいと思う)、あとは(ほとんどないけど)接客態度が異常に悪いとか残念な対応をされたとき。まぁ、言わずに出たとしても、気は心です。
モンダイは「ごちそうさま」と言える客に対して、それを否定する浅ましい了見よ。
ほんの少しだけでもいいから、他人に対しての想像力を持ちなさい。そして、あなたが「ごちそうさま」とどうしても言えなかったとしても、ぼくは否定しない。キモイだの不快だのと思わなくなったら、それはあなたが成長したときだ。そのときは乾杯しましょう。