最近、自分の仕事内容が急速にデジタル化し、かかわる人も変化しているなかで感じていることがあります。「人に教わることが大事」であり、なかでも「年上より年下に教わるほうが学ぶ点がある」ということです。
ぼくはとっくに中年の域で、まもなくアラウンド50。ぼく自身が年齢のことは気にせずとも、周りが遠慮することもあり、教えられたり指摘されたりすることが激減します。
教え、指摘してくれる人の存在はほんとうに大事。いちばん怖いのは「コイツには何を言っても無駄だ」と思われること。裸の王様になったら、後戻りできません。
自分自身が若手に指導する、教えていく、体験の場を作るのは当たり前。ですが、「人に教わること」は、これと比例するかのように減っていきます。これに胡坐をかいて、おれは経験値を積んでいるからと過信してはいけない。
狭い領域での経験値など、井の中の蛙同然。現に仕事内容が変わった今、圧倒的に教わることのほうが多い。骨が折れるし、ただでさえ質の良くない脳みそがパンクしそうですが、これはいい兆候だと思っています。
そして教えてくれるのが、年齢の比較的近い「年下」の人なんですよね。
そういう年下の人からの「こうしたほうがいいですよ」というアドバイスは、極力耳を傾け、取り入れるようにしています。反発したくなるときはありますが、耳の痛い意見を口にするほうだって、好き好んで言ってるわけではない。そんな貴重なアドバイスを吸収せずしてどうする、と思うわけです。
反対に「年上」あるいは「ほぼ同年代」の場合、それはアドバイスとはならず小言、説教の部類なんです。自分に非があるときは真摯に受け止めて次に生かしますが、そう思えないときは厳しい。
年下の人のほうが忖度なく言ってくれるので、タスクそのものだけでなく、コミュニケーションにおいてもハッとさせられること多々。年下、若い人との交流、今まで以上に大事にしていかないと、と痛感しています。