今年2019年1月8日にリニューアルオープンした東京會舘。そのメインバーの営業は22時(L.O.)まで。夜型の自分はなかなか訪問できませんでしたが、ようやく足を運ぶことができました。
東京會舘のBARの名は文字通り「MAIN BAR」です。オーセンティックというかディーセントというか、とにかくキリッとしていて、それでいて堅すぎない。そんな感じです。
お客さんは主に界隈のビジネスパーソンか、パーティに出席した人か。ひとりの客はぼく一人で、みなさんソファやカウンターで思い思いにお喋りに興じています。このざわめきがちょうどいいなー。
1杯目はこれ。「會舘フィズ」。見てください、この乳白色。ジンフィズとなにが違うんだといえば、ミルクが入っているのです。
だからジンがキツイなという人でも、スルスルーっと優しく体に入っていくはず。ぼくはミルクセーキとかゴールデンフィズとかを想像したのですが、どちらとも異なります。
ジンのドライ感とミルクの柔らかさがマッチして、ゆっくり飲むのに苦労しました。
結局、体感7分くらいで飲み干し、ウイスキーへ。會舘オリジナルのサントリーブレンデッドウイスキーです。
こちら東京會舘のリニューアルオープンに際し、サントリーのチーフブレンダー・福興伸二さんの手で施されたスペシャルブレンド。350本限定で、東京會舘のBAR以外では飲めないのだそう(頒布もされてません。理由は解りますよね)。
中身がこれまた。山崎、白州といったシングルモルト、さらにシングルグレーンの知多。そしてなんと「白州30年」がチラリと反映されているそう。
サントリーのオールスターとオールドタイマーの融合は、それはそれは優しい味わいでした。バーテンダーの高山さんが教えてくれたように、ほんとうにわずかに、フィニッシュでスモークさもあった気がします。
ボトルのラベルは東京會舘のシャンデリアが描かれたデザイン。こちら装い新たにした東京會舘ピロティのほぼ正面、エレベーターホールの奥にある、螺旋階段から見上げると見ることができます。
こんな感じに。長年継がれてきたものの、とうとう一機だけになってしまったようです。
例によってあっという間でした。次はブルショットをいただきたいなー。