FREITAG=フライターグのバッグが好きで、日常使いして20年以上経ちます。そのアジア初の直営店である「FREITAG Store TOKYO GINZA」に行ってきました。見るだけのつもりが、結局バッグを買っちゃった。
フライターグはバッグ、アクセサリーを展開するブランドです。フライターグ兄弟によって1993年にスイス・チューリッヒで設立されました。
その材料がユニーク。大型トラックの荷台の幌、取っ手はシートベルト、そのほかタイヤのチューブ、エアバッグなどの、いわば廃材をベースに製作しています。クルマが好きで乗る人は、だからバッグに触れただけで、どの部分がもとになっているかすぐにわかるはずです。
メッセンジャーバッグからトートバッグにリュック、名刺入れ、iPhoneカバーまで、バリエーションも増え続けています。「MIAMI VICE」「HAWAII FIVE-0」など、刑事ドラマのタイトルや登場人物にちなんだネーミングも面白い。
フライターグは日本を含む世界450セレクトショップで購入できます。このフライターグ銀座店はアジア初の直営店として、2019年10月でオープンから丸8年。ほかに渋谷、大阪に直営店舗があります。
今使っているラップトップバッグの「ROY」がだいぶ年季が入ってきたため、そろそろ買い換えたいなと思っていたので、銀座店で下見でもするかを思ったのですが。すてきなカラーリングの「STERLING」に遭遇し、結局は購入しました。
銀座店は銀座1丁目にある2階建ての店です。中央通りのハリーウィンストンの路地を入って2分ほど歩いたところにあります。
壁一面に商品が整然と並ぶ光景は、いつどこで見てもワクワクしてしまいます。商品はボックスにしまわれていて、その引き出しを開けて、上からのぞいてお気に入りの柄を探すのもまた楽しいんです。ボックスにバッグの写真が貼り付けられていますが、色味は実際に見たほうがいいです。
レジで会計すると、そのままのテイクアウトを勧められました。商品を入れる箱や袋はごみになってしまうことが多いことから、必要とする場合は有償で行うそう。フライターグならそれさえもかっこよくデザインしてそうですが、勧めに応じてそのまま肩に引っ提げて帰りました。無駄にしない、ごみを減らす。ユーザーもそれにさらっと協力できる。いいですね、こういうの。
それにしてもフライターグ、飽きずに長く使わせてもらってます。キラー通りにあるワタリウム美術館のミュージアムショップ、オン・サンデーズで最初に出会った衝撃は忘れられません。
以来、国立新美術館やPASS THE BATON、アーバンリサーチのようなセレクトショップに行くたびにフライターグを漁っていますが、直営店の品ぞろえはさすが。これからも、ちょくちょく覗いてみます。