自宅飲みブレンデッド更新。これからの自宅用はコスパをよりいっそう重視。というわけで、珍しくアイリッシュのジェムソンです。成城石井で1,690円。
ジェムソン
- 香り…控えめだが、ややクセあり。イチヂクやプルーンのドライフルーツパンツ。紙粘土。加水すると青リンゴ。
- 味…ライトボディ。ブルーベリーの果実酒、すりおろしリンゴ、胡麻豆腐。後半にチョコウエハース。余韻は短め。
- 総評…温かみが包み込む、冬向けの酒。と思いきや、加水すると柑橘が顕在化。少し水を加えて◎。
ジェムソンはアイルランドのコーク州にあるミドルトン蒸留所が生みの親。(酔っぱらいの)アイルランド人の象徴パワーズから、プレミアムシングルポットスチルウイスキーのレッドブレストまで、ここで造られてます。
2016年にミドルトンブランドは年間販売量700万ケースを超え、これは世界第6位。アイリッシュではもちろんナンバーワンです。その中で、このジェムソンのノンエイジ。比率なグレーン、モルトの順です。が、アイリッシュならではのシングル・ポットスチルによる3回蒸留ゆえの単純な飲みやすさでは計れない何かを感じます。
酒質が軽くなった引き換えに、没個性というか、面白みも失うこともあり得ると思いますが。そんな単純な図式ではない多様性、複雑なるルーツを垣間見る思いです。