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TENと似て非なる、アードベッグ オールモスト・ゼア。

アードベッグ オールモスト・ゼア

アードベッグはTEN、ウーガダール、コリーヴレッカン、アン・オーという定番ラインナップのほか、毎年1回アードベッグ・デーに合わせてユニークな限定品が出されます。ほかにも散発的にリリースされる製品もあり(スーパーノヴァ、ガリレオなど)、そのたんびに発売直後に瞬殺で売り切れるという事象が起きています。

今回、いただけたのは「オールモスト・ゼア」です。2004年の「ベリー・ヤング」、2006年の「スティル・ヤング」に続き、2008年にリリースされたもの。その名の通り、アードベッグTENに最も近づいたというコンセプト。

アードベッグ オールモスト・ゼア 54.1%

  • 香り…強い。磯、海苔、唐辛子、エメンタールチーズ。
  • 味…チクッとするアタックの後に甘さが押し寄せる。海苔茶漬け、唐辛子、梅干しの煮こごり、ミルクチョコレート、余韻は中程度。
  • 総評…海岸線の道路で炎天下に見かける陽炎のよう。猛々しさと優しさを併せ持つ。夏に飲むにふさわしい。

@洋酒博物館

アードベッグ オールモスト・ゼアをテイスティング

アードベッグ オールモスト・ゼアの裏ラベル

3000種類ものボトルがある銀座のBAR「洋酒博物館」にまだあり、いただくことができました。もちろんノンチルです。

印象としては「洗練されていないTEN」という感じ。味わい自体はTENに近い優しさながら、ボディそのものはかなりパワフルで猛々しい。ぼく自身はTENより、こちらが好み。定番化して欲しいなぁと、思わず独り言をもらしてしまいました。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性