銘柄や年数は同種でも「同じものは一つとしてない」のがウィスキーの魅力。それに改めて気づかされました。
ロイヤル・ロッホナガー ディスティラーズ エディション(ディアジオ)
- 香り…石鹸。麦っぽさ。砂糖がけのデニッシュ。糖蜜も。加水してミント、ハーブティー。ラストで薬品臭さ。
- 味…スィートでミルクっぽい。ミディアムボディ。ガムシロップ、レモンウォーター、クリーム。後口はドライで余韻は早め。加水すると砂糖水。
- 総評…甘いだけではない、奥行きもあるシングルモルト。清潔なシーツのような、ひたすら「白」を感じさせる。休日の昼下がり、紅茶の代わりにもなりそう。
- 次に飲むのは?…アロマ・フレーバーで似たものを感じるスキャパ16y。
@カドヤ黒門町スタンド
はっきり言って、こないだ飲んだオフィシャルの12年物より好みです。全部「砂糖がけの〜」と書きたくなるくらい、けっこう甘い。が、ベタっとしておらずキレ上がりも早いのがかえって良かった。
当夜のおまけ。こちらはシュウェップスとサッポロのトニックウォーターです。お遊びで利き酒ならぬ、「利き水」をやってみました。
メーカー名を伏せて、つまりブラインドです。硬水と軟水の区別はつくだろうけど、トニックウォーターなんて意識しないよね普通は。でも、飲んだ瞬間、違いの確信がついたのです。答え合わせでも当たってました。左のシュウェップスのほうがベタっとしていて、ややタンジェリン風。右のサッポロは対照的にサッパリとしていました。水、ばかにできない。けっこう違うものですね。