動画投稿サイトのYouTube(ユーチューブ)、ついつい見てしまいません? 個人的にはこのYouTubeがサクサク見られるようになってから(もう10年くらい前か)、テレビ視聴とネットサーフィンの比重が逆転したのではと思うほど、けっこうな割合で再生ボタンを押しています。
このYouTube、今までは無料版を使っていたのですが、ついに有料版(YouTubeプレミアム、¥1,180/月)に切り替えました。有料版では、動画の再生前や再生中に表示されるTrueViewインストリーム広告やバンパー広告が一切なくなります。スムーズに動画再生できるのは、想像以上に快適です。
YouTubeのような動画サイト以外でも「ユーザーがお金を支払えば広告を消す」サブスクリプションにしているサービスを見かけますが、アプリを使うのに耐えられるくらいなら、進んで課金されるユーザーなどいません。
個人的にはいろんな広告を見る楽しさもあるので(たとえばタクシーに乗ると流れる動画広告は面白い)、広告自体をウザいとは思いません。けれども、CMが長かったり、しょっちゅう挟まれると話は別で、ウンザリしてしまう。限度というものがあります。民放の番組を引き合いに出すまでもありませんね。
YouTubeの場合は、再生ごとに広告が流れる頻度が多い。それが巨大なプラットフォームビジネスの強みですから、どうこう言っても詮無いことですが、「早く動画を見たい」のに「表示される広告に×をいちいち押して非表示にしないといけない」鬱陶しさは正直かなりありました。有料版に切り替えるユーザーは、快適な環境を得るためにやむなく、という人がほとんどでしょう。
ストレスなく動画再生されるという、当たり前の環境を有料で購入しないといけない。単に広告が見えなくなっただけの、どうってことはない引き算の特典。そうとらえると妙な感じがしますが、Hulu、Netflix、AmazonのようなOTTサービスに加入するようなものと思えば良いんでしょうね。
この有料版にした勢いで、映画も2本レンタルで視聴してしまいました。作品に寄りますが、1本200円から見ることができます。一度有料版の垣根を越えてしまうと、抵抗がなくなる不思議。少額課金、侮れません、この快適環境に慣れさせてしまうのは、YouTubeのねらいのひとつなのでしょうね。