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席は占拠するものでなく、お借りするところ。

そのむかし「喫茶店で何時間も粘る」みたいな話を、よく耳にしました。コーヒー1杯で5時間、なんてね。以前は笑いながら聞き流していましたが、最近は下記リンクのようなニュースを目にするにつれ、モラルとはなんぞやとつくづく思います。

コーヒー1杯で長居するなどは論外ですが、記事にあるように「カネを払えばよいか」というとそうでもない。店側が提供するサービスというものがあるわけで、客もその辺はわきまえなきゃね。今の時代、「ネットカフェ」も「コワーキングスペース」もあるんだから、長時間作業したい人はそういう場所に行けばいい。滞在時間に応じた料金システムで、使う側もヘルシーです。

BARでもたまに見かけます、飲み干しているのに次の注文をしない人。スマートじゃありませんな。「お次はどうしましょう?」と聞かれて「大丈夫です」って返答、意味不明です。あ、ゆっくり飲むのは当然オッケーですよ、人それぞれペースってもんがありますから。

飲み終えたら次をオーダーする。しないならサッサとチェックして辞去する。これBARに限った話ではなく、ランチタイムのレストランでも全く同じ。

なぜそこまで気を遣うのって? ぼくの場合、席は座るものであると同時に「借りる」という感覚だから。自分が気に入った店なら、その店にとっての「いい客」でありたいからなんです。店の利益に反することをしたくないし、もうひとつ、他の客に気を配りましょうという話です。

混んできたら席を移る、あるいは場所を変える。自分がひとつ席を移って隣が2席空くなら、2人連れが座れるでしょ(店のほうでコントロールできていれば、それに従えばよろし)。まだ飲み足りないうちに混雑してきたら、違う店で2次会・3次会をやればいい。

そうやって自分以外のお客さんも楽しめるようにする。カンタンでしょ? これくらいのことは大人ならフツーにしたいところです。わかってもらえますかな。

客として伺う側の振る舞いだけでなく。一人飲みがほとんどの身としては、バーテンダーなど店員による客あしらいの上手・下手もイヤでも目につきます。客あしらいが見事な人を目にすると、それだけで素晴らしいと通うきっかけになります。反対に、これが極端に残念な人に接すると、そのうち伺わなくなります。

自分が合う店が、知人友人恋人にとって合う店とは限らないし、逆もまた然り。Googleの口コミで「感じが悪かった」というマイナス面のコメントを目にすることがありますが、それは投稿者にとっては残念ながら合わなかったということ。参考として目を通したうえで、やはり自分で行ってみて確かめるよりほかありません。

というわけで、今夜もどこかで。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性