もう少し「思いやりがあっていいんじゃないか」と思うことのひとつに、喫煙場所の問題があります。個人的には5年以上前に喫煙は止め、以来1本を口にしていません。禁煙に成功して以降タバコを悪と断罪し、豹変した元喫煙者を知っていますけど、なにもそこまで敵視しなくても……と思うのです。
というのも、下記のようなネットニュースを目にしたので。こういうスペースをもっと設けたらいいんじゃないか、というのが個人的な考えです。
健康寿命の延伸、受動喫煙の対策として世の中で行われていることと言えば、
自治体や民間企業:喫煙人口を減らしたい→喫煙可の場所を減らせば、それが実現できるという仮説実行
喫煙者:喫煙可の場所減少→喫煙本数を減らして対応するが、喫煙可の場所を探すストレス増
結果、喫煙者はどうするかというと「喫煙可の場所まで我慢して、そこで吸う」か「隠れてコッソリ吸う」か「(歩きタバコも含め)路上喫煙する」しかなくなります。
あくまで印象ですが。東京のあちこちで、歩きタバコは未だによく見かけるし、ポイ捨ての吸い殻は路上に散見されます。この辺は今も昔も相変わらずといったところ。
歩きタバコ&ポイ捨ては、ほんとにムカつきます。そういうマナーの悪さこそが、結果喫煙者全体の立場をいっそう悪くしていることに、いいかげん気づいてほしい。
でも半面、これらは残念ながら喫煙者を追い込んだ末の結果でもあるんですよね。「窮鼠、猫を嚙む」ならぬ、「スモーカー、マナーを犯す」となってしまった。来年2020年に施行される都の条例は、過剰極まる悪手だと思います。お店さんにとっても喫煙者にとっても、まるでいいことがない。
ちなみに、シガー(葉巻)はどうなるのかと言えば、条件付きでOKみたいです。バーは下記リンクのような対応になるのでしょうか。
それにしても。喫煙に効用があるとまでは大きな声で言いませんが、嗜好品の問題であれやこれやと干渉しすぎ。タバコ撲滅の果てにやり玉に挙げられるのは、もう決まってますよね? アルコールです。
潔癖、無菌状態で道楽のない世の中って、そんなに楽しいですか(アルコールしか道楽がないの?と屁理屈で揶揄する向きとは、話す気ありません)。そんな世の中で長生きしたいですか。ぼくはイヤです。