カクテルのベース、何がお好きですか? ウイスキー、ブランデーのほか、4大スピリッツといわれるジン、ラム、テキーラ、ウォッカなどなど、どれも素敵なカクテルがありますよね。ここに新たなベースとなる蒸留酒、それも日本製のものが加わるかもしれません。
それが、冒頭アイキャッチ写真「WAPIRITS TUMUGI」(和ピリッツ・ツムギ)という、大分県の酒造会社・三和酒類が世に送り出している商品です。三和酒類は麦焼酎「いいちこ」でおなじみですね。ボトルのラベルデザインも、なるほどおしゃれです。
先週、新宿三丁目の「池林房」で、飲みに付き合ってくれたウイ文研の雑誌やイベントでおなじみS弁護士が、店内の壁際に貼ってある「麹ロック」という吊り書きを見つけ、ぼくも乗っかることに。主原料の麹は米でも豆でもなく、二条大麦麹。プラス5種類のボタニカル(かぼす、ゆず、レモン、みかん、ミント)を使用しているそうです。
個人的にカクテルは洋酒と括りたくなりますが、日本生まれといわれるシェリーベースの「バンブー」だけでなく、日本国内でのみ知られるものもありますよね。もしかすると、この「WAPIRITS TUMUGI」を用いたすてきなカクテルが、日本のバーテンダーによって創作されるかもしれません。
特設サイトの気合の入りぶりからは、BARだけでなく、家庭でも広く浸透させたい三和酒類の思いが伝わってきます。
実際、飲んでみた感じ、かなり良いです。驚くほど爽やかでスルスルーッと喉に気持ちよい。酒肴をつまみながらチビチビやったのですが、咀嚼の邪魔にならず、それでいて新味や主張があります。ふだんレモンサワーや焼酎を愛飲している人には、フィットするのでは? ためしてOKであれば、ぜひ定番酒に。ぼくも酒屋さんで探してみます。