2度目のマックルフルッガ。

マックルフルッガ スペシャルバッチ for ジャパンインポートシステム

小説『ジキル博士とハイド氏』『宝島』などで知られるスティーブンソン。「マックルフルッガ」は、シェットランド諸島北端にある灯台の名前で、スティーブンソンの父親が建てたというエピソードが残されているそう。その名を冠したシングルモルトをいただきました。

マックルフルッガ スペシャルバッチ for ジャパンインポートシステム 45%

  • 香り…はっきりとした主張。リノリウム、焦げたフレンチトースト。
  • 味…ライトボディ。甘辛のキックあり。レモンの皮、辛子醤油。切れ上がり早い。
  • 総評…中身はロングモーン。押し出しのない、のっぺりとしたモルト。このフラットさは間口を広めるバイプレーヤーとなりそう。

@カドヤ黒門町スタンド

マックルフルッガ スペシャルバッチ for ジャパンインポートシステムをテイスティング

マックルフルッガの裏ラベル

日本限定。ミステリアスなロングモーンです。このマックルフルッガ、実は一度だけ飲んでいたのです。それ以来の再会ですが、もちろんバッチが異なるので、厳密には全く同じ酒ではありません。と言いつつ、記事をたどると、今回全く異なる印象を持ちました。

ボトル裏のラベルによるとアメリカンオークのバーボン新樽を使い、スペイサイドでの熟成後、シェットランド諸島(のどこか、下記リンク参照)で1年追熟したというもの。英国本土からさらに北に原酒を運ぶ、手間のかかることをしています。最近はウエストコーク蒸留所で熟成した原酒を、ダブリンの北東に位置するランベイ島で後熟させる手法をとるアイリッシュウイスキーのランベイがあります。

海沿いのウエアハウスで熟成させるというと、塩気や旨味といったイメージが沸くため、マーケティング的にも奏功しそうです。このマックルフルッガも同じ手法かなと調べてみたのですが、その背景にはスコットランド最北端の蒸溜所建設が幻に終わった悲しいストーリーがあったようです。秘密のウエアハウス(熟成庫)で造られたスペシャルなロングモーン、あとどれくらい出会えるでしょうか。

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hiroki

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編集者 / ライター / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて200軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログは原則毎日更新1,000記事超(2020年1月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性