広島県廿日市市桜尾にある株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー(旧社名:中国醸造株式会社 ※2021年3月9日に社名変更)は、創業100周年を機に、ウイスキーとジン造りに取り組み、2017年に桜尾蒸溜所を開設しました。
その桜尾蒸留所がリリースした3種類のジンのひとつ、「桜尾 ジン オリジナル」をいただきました。
桜尾 ジン オリジナル 47%
- 香り…爽やかな柑橘類。レモン、アルコール脱脂綿、ラムネ。
- 味…淡い甘さ優勢。片栗粉、ゴボウ。砂糖入れすぎのレモンウォーター。後口ドライで余韻短い。
- 総評…キツさがない、柔らかなジン。刺激を求める人には物足りないかもしれないが、甘く優しめのドリンクが好みならぜひ。ソーダ(ジンリッキー)が◎。
- 89点
※85点以上がおすすめです。
この桜尾 ジン オリジナルはジュニパーベリー(杜松の実)から、レモン、柚子などの柑橘やヒノキや牡蠣の殻、桜まで14種類ものボタリカルを使用。
桜尾ジンの商品ラインナップは他に2種類。
17種類すべてのボタニカルを広島産に限定した「LIMITED」、宮島に自生するハマゴウを取り入れた「HAMAGOU GIN」があります。
で、桜尾 ジン オリジナルは、ストレートよし、割ってよしのオールラウンダー。
個人的にしっくりきたのがジンリッキーとしての飲み方。
ストレートでは甘さをダイレクトに感じるので、むしろジンリッキー=ライムを添えたソーダで割って飲むのが、ほんのりした甘さを感じることができます。
より甘めにグイグイ飲みたいのであれば、トニックで飲むとよいですよ。
外飲みの置き酒のひとつとして、コニャックのクルボアジェの後にキープさせてもらいました。
この桜尾は、BARで目にして飲んでみて、素晴らしく優しかったので、キープすることにしました。
クラフトウイスキーだけでなく、クラフトジンも、和製が世界を跳梁跋扈する日も遠くないのかもしれません。
しばらくはジンを冒頭の1杯に楽しみたいと思います。
桜尾といえば、シングルモルトも忘れてはいけません。
蒸留酒セットで揃えたいよねぇ。