スコッチでもバーボンでもなく、たまには目先を変えて、でも気楽に飲みたい。
サントリーリザーブはケの日に飲むジャパニーズスタンダードとして、もっと選ばれていいのでは。
サントリー スペシャルリザーブ(SUNTORY SPECIAL RESERVE) 40%
- 香り…内向的な甘い香り。イチゴ飴、ヌガー、ケーキシロップ。甘さ主体だが、どれも儚げ。樽の残り香。
- 味…シナモン、チョコレートシフォンケーキ。氷を入れるとマスカットのような爽やかさに。
- 総評…ぬめっとした甘さ。ストレートでスパイスチャイを彷彿させる味わい。加水やオン・ザ・ロックで白州らしさを感じる。
83点
たまにはジャパニーズだよねってことで、2021年の現行品を自宅飲み用に。
700mLボトル、お値段2,390円(税抜)で購入しました。
ハレのジャパニーズウイスキーが山崎や余市といった年数もののシングルモルトとするならば、ケの日に飲むのはブレンデッド。
今のサントリーの選択と集中から推察すれば、第一はやはり「角瓶」なんですよね。
残念ながら今は、CMをバンバン打っていた昭和のひところとは違う。
サントリーおなじみの銘柄であるオールドやローヤル、このリザーブがもっと目立っていいはずですが。
あえて押し出さないようにしているのでしょう。
個人的にサントリーのウイスキーといえば山崎、白州のシングルモルトが真っ先に思い浮かびます。
これらを飲んでいる方がリザーブを口にすれば、キーモルトが白州であると気づくはず。
好むと好まざるとにかかわらず、ひと目でそれと分かるエステリーな山崎と比較すると、白州はいかにも穏やか。
だから結局は判別しやすいわけで。
白州の落ち着き払った感じが、ブレンデッドのリザーブにも反映されています。
ストレートだろうが割って飲もうが、オールラウンドにOKなのです。
開栓した当日、刺身の供にしました。