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ヘッジス&バトラー5年、甘さを生かす方法。

シングルモルトのグレンゴインに調和性を持たせるとこうなる、というブレンデッドです。

ヘッジス&バトラー5年(Hedges & Butler Years 5 Old) 40%

  • 香り…薄くレモンライムの酸味から。穀物、濡れたダンボール、ナッツチョコレート。加水でカルメ焼き。
  • 味…スパイシーな入口から、一転してコク甘に。ナッツ、東ハトのオールレーズン、コーンスープを経てスパイシーな入口へとループ。
  • 総評…シェリー樽のモルトウイスキーを連想させるドライフルーツがちらり。チョコの甘さは氷を入れて中和して吉。

83点

ヘッジス&バトラー5年をテイスティング

自宅飲み用のブレンデッドスコッチです。
700mLボトル、お値段1,780円(税抜)で購入。
輸入販売は三菱食品株式会社。

キーモルトはグレンゴイン。
チョコレートの押し出しがあるハイランドモルトで、このヘッジス&バトラーにも如実に表れています。
特有の甘さがあるグレンゴインですが、ブレンデッドの原酒でこそ生きるのではと思わずにいられません。
この5年のほか、より廉価な「スタンダード」があります。
個人的にはスタンダードのほうが好みでした。

ヘッジス&バトラー社は1667年のチャールズ2世時代に創業し、1905年にはウイスキーが明治天皇にも献上されたそう。
歴代の英国王や明治天皇がどういう飲み方をしたのかは定かでありませんが、この現行品について言えばロックで生き生きとした表情に。
肴をつまみつつや、晩酌の供というよりも、食後酒のほうがフィットします。

この甘さに「ひょっとして」とアイスクリームで請けてみたら……これが正解でした。
アイスにつきもののウエハースや、コーヒーに添えるロータスのカラメルビスケットとも合うはずです。

ヘッジス&バトラー5年とアイスクリーム

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性