取材を経ない記事、独自見解のない署名記事などもってのほか。
少なくとも読者やユーザーにお金を出させている媒体で、ソースのない記事が評価に値しないと思ってました(ソースは「〜筋」のような匿名でも可、取材源の秘匿ですね)。
「有名人の某がこんな騒動を起こし、テレビで釈明。SNSでは○○△□のような書き込みが見られた」みたいな記事は、ネットニュースを読んでいる人なら日常的に目に入ってくるもの。
このようにネットニュースに躍るコタツ記事(取材を行わず既報メディアやネット掲示板等の情報を元にした記事)を見ていると、ラクするにもほどがあると辟易します。
でも、ふと思ったんですよ。
関心がない人やコトでも、コタツ記事でもあっても記事であるから、初めてそのことを知ることができる、と。
わざわざ追うまでもないけど、ニュースの一つとして読み流すというやつ。
内容はコタツであっても、ニュースの一覧性のひとかけらとして成り立ってしまう。
押したらPV数に貢献してしまうだけの、内容の浅さではあるんだけど。
当然ながら記事のことなんか読み終わった瞬間に「ふーん、次」で忘却の彼方。
頭の片隅にも入らない、単なる消耗品です。
全面否定できないのは、なんともはや。
まぁでも、こう書いている自分だってネットでタダ読みしてるだけ。
「マトモな記事を読みたきゃ、コンテンツに対価を払いな」と暗に言われているみたいな、居心地の悪さもあります。
実際いくつかサブスクで入っているメディアや課金コンテンツがありますが、やはり相応のレベルは維持されている。
何度も思うけど、こうした「コンテンツにきちんとお金を出す」流れがいいかげん根付くといいなぁ。
と思ったら、前もコタツ記事にモヤモヤしつつ、メディアを応援するようなことを書いてたわ。