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ウイスキーの価格高騰、どこまで付いて来れるか呑ん兵衛が試される時代に。

「またかよ」と「そうなるよね」な相反する感想しか持ちえないニュースが報じられています。
ただ、今回は想定よりも大きな動きだなと。

サントリーが2024年4月1日から「響」や「山崎」などの国産ウイスキー5ブランド19品目の価格を大幅に引き上げると発表しました。
下記リンク記事を要約すると、国内外での評価の高まりと店頭での品薄状態が続いていることに対応するための措置です。
それはわかるんですけどね。
「響30年」が現行の16万円から36万円(いずれも税抜)に値上げ……って、ハレの日でも飲めませんね。

10年後、いやもっと短い間にさらなる高騰が見込まれるのは必定で、気が付けばウイスキーが「一部の好事家のもの」と化していることは避けられない気がします。
BARの葉巻のように、一部にしか置いておらず、たしなむところも限られ、有名だけどメジャーな飲み物ではなくなっている。
そんなシナリオが絵空事ではなく、現実味を帯びてきていると感じます。

よしんばそうならないとしても、二極化してしまうんじゃないかと。
極端に高価な銘柄と低価格なものに二分し、ミドルレンジのものが減り続ける空白地帯が生まれる――というように。
それを避けるために、ステルス値上げが起こっても不思議ではありません。
ボトル容量750mlが700mlになっている今、やがては500mlがスタンダード化……みたいな。全然ステルスじゃないけど。

ガリバーであるサントリーが値上げに踏み切ったことで、他の国産メーカーも追随するだろうし、円安が加速しているご時世においてバイヤーやインポーターの動向にも影響を及ぼすでしょう。
ことお値段の話になると、最近はもうボヤキしか出てきません。
ちょっと寂しいけど、折り合いをつけてやっていくしかないですな。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性