以前はつまみ程度のものだったのですが、ここのところ、自宅で料理が準レギュラー化。献立を考えて材料を買い出しに行きつつ、最近はさらに、冷蔵庫にあるもの&残りものをベースにして、メニューを考えることも多くなりました。
むかーし、料理上手としても知られる加山雄三さんが「冷蔵庫にあるものでパパッと作る」と聞き、自分もそんなふうにできればなぁ、と。いちいち材料を買い足すのではなく、手元にある材料から考える。引き算の発想ですよね。
慣れないうちは、いちいち買いに行っては食材を余らせる(腐らせる)の繰り返し。おまけに味付けもシンプルな塩味ばかり。段取りは悪いし、めったに使わない調味料を都度買っちゃうし。
でも、手元に余っている食材からメニューを考えると、節約にもなるし、ちょっとした頭の体操にもなります。うまい具合に食材を使いきったときなんざ、快感です。ほんの一例ですが、冒頭アイキャッチ写真の「牛肉豆腐」は、余った豆腐やネギを、翌日以降に豆腐は味噌汁に、ネギは厚揚げに乗っけて、というように。どうってことないって? 確かにそうですが、こういうことを毎回やるのが楽しいのです。
以前はレシピといえば料理本を参考にするしかなかったのですが、今はクラシルなどの動画サイトもあるし、ネットで検索すればなんでも出てきますから。便利になりました。あ、牛肉豆腐は小泉武夫先生による日経新聞夕刊コラム「食あれば楽あり」に書かれていたレシピを、まるっとなぞったものです。
約10年ぶりに再チャレンジしている料理です。今も毎日するわけでなく、ゆるーくやってます。作るときは、メーンのおかず+副菜+汁もの。一汁一菜ならぬ一汁二菜で、しばらくはトライ&エラーを重ねていくつもりです。