コロナ流行中の落語配信に乗れない件。

休席中の上野鈴本演芸場(2020年5月)

映画、演劇、コンサート、軒並み中止になっています。
寄席やホール落語会、独演会も同様にコロナの煽りを受けていて、一部の落語家がYouTube動画の配信に乗り出しています。

結論から言えば、落語家による配信、ほとんど見ていないのです。
見たものといえば、春風亭一之輔さんが鈴本演芸場で主任を務めるはずだった日程で行われた「10日連続落語生配信」(2020年4月21日〜)と、手弁当で自らの演目の音源や動画をUPした三遊亭白鳥さんくらい。

今はなき噺家の落語CDを聴くとか、作業用BGMとして落語を聴くのと、今回の噺家の配信は当然ながら全然違う。
新しい試みなのに、なんか尻込みして「乗れない」んですよね。

なぜか。
レアな演目や、このタイミングでしか聴けない演目が告知されているのは分かっているのですが。
結局、寄席やホールに足を運んで生で聴く落語の体感には、かなわないんですよね。

「無観客での動画配信」という前代未聞の試みを始めた落語家の努力に対して、失礼を承知でいえば。

  • 何遍も聴いた古典落語を生で聴く
  • 動画で聴くしかチャンスがない演目をPC(あるいはスマホ、タブレットなど)で聴く

のどちらか一択をチョイスしなければならない場合、「生で聴く」ほうを優先します。

それはおそらく、自分が鈴本や都内各所あちこちに出やすい場所に居住しているから、なのですよね。
日時限定配信と言われても、「PCで見るしかないなら、いいや」と見送ってしまう。
ことほどさように、生で見ること=ライブは、魅力的なわけです。
小さい画面を見て聴くのは、画面の向こうの出来事。
それは「見ること」であって、「体験」ではないのです。

でも、落語を聴いたことがなかった人や、定席のない地域に住んでいる人には、この動画は落語を知る絶好の機会。
古今亭菊之丞さんも前向きなツイートを残しています。

配信を無視するわけではなく、今ひとつ乗れない自分が今後しようと思うのは、

「活動再開したら、これまで以上に生で聴きに行くぞ」

ということ。

観客人数制限でしばらくチケットが取りづらいこともあるかもしれませんが、緊急事態宣言解除後はこれまで以上に多くの寄席、落語会に足を運ぶつもりです。

この記事を書いた人

hiroki

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編集者 / ライター / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて200軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログは原則毎日更新1,000記事超(2020年1月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性