おなじみグレンフィディックのオフィシャル21年です。最近限定版のリリースが目立ちますが、こちらもそのうちのひとつ。ヨーロピアンオークのシェリー樽とアメリカンホワイトオークの原酒をヴァッティングし、ラム樽で4か月ほど後熟させて仕上げているそうです。
グレンフィディック21y レゼルヴァ ラムカスクフィニッシュ 43.2%
- 香り…始終フローラルで華やか。白粉、レモンミルク、途中でバジル。後ろのほうに脱脂綿に含んだ化粧水のような。
- 味…ミディアムボディ。驚くほどクリーミー。シロップ、レモンミルク、後半にテーブルコショウが鼻から抜ける。余韻は短め。
- 総評…ミルクのような甘さ主体だが、ハーブ様もあり複雑な様相。フィディックならではの洋ナシのような果物感もしっかり。
@カドヤ黒門町スタンド
華やかで樽香もあり、中盤から複雑なバリエーションでやってくる香り。半面、スルスルと飲めるクリームのような味。香りと味わいのギャップに驚かされました。
12年、15年、18年、21年と昔から続く年数表記。年間生産能力は1,400万リットル、蒸留のポットスチルは23基にも上ります。スペイサイドNo.1というか、スコッチのシングルモルトの代名詞的存在ですが、こうした実験的な企画は不定期でも続けていただきたいもの。
ぼく自身は「IPA」がすごくすごく好みなので、そちらを定番化してほしいな。